海外旅行のための予防接種(ワクチン)

アフリカ




アフリカに行く前に予防接種(ワクチン)を整理しよう

3回目のアフリカ渡航になり、真面目に予防接種受け直そうと一念発起

前回、前々回ともに学生でしたのでなんだかふんわりした感じで渡航していたんですよね。

一応医療系学生だったので、それなに基本予防接種は終了していたので・・・

今回は、一応NPOや自分のプロジェクトミッションもある

しかも、外務省情報退避勧告の国への渡航などもあり

できる限りのリスク管理をすることがマナーだと思っていました。

実は、前回渡航時、同級生が腸チフスとマラリアで緊急帰国となった経緯もあったの、尚更に。

過去に2回渡航したときにバラバラに(適当に)接種していたので、その整理と渡航時のアドバイスをもらえるように、日本渡航医学会のトラベルクリニックリストよりセレクトしました。

↓全国のリストが載ってます

海外旅行を計画されている方は、短期長期に関わらず、旅行の計画とともに予防接種計画も考えてみてくださいね。

ぜひトラベルクリニックも受診しましょう。

予防接種(ワクチン)受診時に持参すべきもの

受診時に持参したほうが良いものをピックアップしました。

日本の現状、ワクチン接種記録が残るのは母子手帳のみなのですが・・・

自分で予防接種記録を持っている方はそれも持参しましょう。

母子手帳は、自分で持ってない方も多いでしょうし、両親に聞いてもわからない、無くしたなどと言われる方もいるでしょう

その場合は、仕方がありません。

一応、ぜひこの機会に母子手帳を取り寄せてみてくださいね。

ワクチン接種記録はもちろん、自分が生まれてた時の状況がわかってなんだか嬉しい記録です。

母子手帳以外で、予防接種の記録を持っている方はそれも持参ください。

もちろん写真などでもOK

あと、予防接種はかなりのお金がかかるので現金の用意も忘れずに。

わりとクレジットカード対応のところもあります。

私もクレジットカードでお支払いしました。

<持ち物リスト>
◆母子手帳
◆過去の予防接種記録
◆現金多めに
◆クレジットカード(トラベルクリニックでは対応している施設も多い印象です)
◆保険証(自費診療ですが念のため)

私が接種した予防接種(ワクチン)

思い立ったら吉日で受診した私。

医療者ながらも、予約もせずに、飛び込みで受診したのですが、非常に丁寧に対応してくださいました。

問診表に渡航場所、日程を書いておいたので、医師との面談時にはすでにプリントされたCDC(アメリカ疾病予防管理センター)のデータがあり、マーキングされていました。

それを元に必要な予防接種と有効期間、接種回数などを説明してくれます。

そのプリントもくれました(英語ですが)

医療従事者のため基本的な予防接種は同年代の人よりは真面目に済ませていました。

(病院では、入職時、定期的に各種感染症の抗体確認や定期接種があるのです。)

 

A型肝炎(Hepatitis A)

AVAXIM160U

乳幼児が感染しても軽症なことが多いのですが、感染者は、高齢者が多く、重症化しやすいので注意が必要。

患者の1割が海外渡航者であり、海外旅行中に水や氷、生野菜や肉などの食品を介して感染することが多い。

特に中国やインド、東南アジアなどへの旅行の際はワクチン接種が推奨されます。

A型肝炎ワクチンには国産と輸入ワクチンがあります。

国産ワクチンはエイムゲン®のみ。3回の接種でほぼ100%の抗体獲得が期待でき、その後約5年は効果が持続すると言われています。

ただ、抗体価がさがるため、必要時は 5-10年ごとの追加接種(1回)が推奨されています。

実は2回目のアフリカ渡航時に、エイムゲン®を1回きり接種していました。

追加接種することを忘れていたのです。

エイムゲン®は1回接種では意味がありません。

今回の受診時、私の過去のワクチン接種歴をみて

医師からも、「この1回接種は全く意味ないからね」と念を押されました。

それに対して、輸入ワクチンは1回の接種でほぼ100%の抗体獲得が 1年以上期待できます。

半年後以降に1回追加接種をすることで、15−20年以上の抗体が維持されます。

渡航1ヶ月前でしたが、輸入ワクチンをセレクトすることでA型肝炎予防の効果があるのです。

渡航まで時間がないかた、急がぎの人は輸入ワクチンを選択しましょう!

<輸入ワクチンの種類>
単体ワクチン
HAVRIX®(GlaxoSmithKline社)
VAQTA®(MERCK社)
AVAXIM®(Sanofi pasteur社)
EPAXAL®(Crucell社)
腸チフスとの混合ワクチン(ViaTIM®)
B型肝炎との混合ワクチン(Twinrix®) etc…

腸チフス(Typhoid)

TYPHIM VI

腸チフスは、チフス菌(サルモネラの一種)による感染症で、日本国内での発症はまれですが、海外、とくに途上国で感染する可能性があります。

特に多いのがインド、バングラデシュ、パキスタンといったインド亜大陸地域です。

ワクチンには輸入ワクチンのみしかありません。

代表的な腸チフスワクチン「Typhim Vi」の効果はおよそ50%程度と言われており、接種から3年経つと効果は失われます。
新しい腸チフスの不活化ワクチンがいくつか開発されており、Typhim Viよりも効果が高い可能性を示唆する研究もありますが、まだ世界保健機関(WHO)がこのワクチンの有効性や安全性を評価している途中です。

狂犬病(Rabies)

Rabipur

狂犬病は、犬を含む哺乳動物の唾液中にいるウイルスが原因で、現在でも発症後の死亡率がほぼ100%と非常に危険な感染症。

アジアやアフリカで多く発生しており、多くは犬からの感染ですがコウモリやネコなどすべての哺乳類から感染する可能性があります。

 日本では1957年以降の国内での感染はありませんが、海外で感染して帰国する発症者がいます。

国産ワクチンの場合、半年にわたって3回接種が必要となるため早期からの準備が必要です。有効期間は2年程度とされています。

 

一方で輸入ワクチンは、1週間隔で2回接種すれば抗体が得られます。

今回、狂犬病ワクチンのみ、翌週2回目接種となりました。

ほかのワクチンはすべて同時接種可能。

つまり1日で終了です。

職業上の理由で危険度が高い場合を除けば、2回接種できていれば、その後の追加接種も原則不要です。

成人用三種混合(Tdap)

boostrix

百日せき・ジフテリア・破傷風の三種を予防するためのワクチンです。

上記に加えてポリオも同時に予防する四種混合(DPT-IPV)ワクチンは現在定期接種(生後3ヶ月から7歳半まで)となっています。

DPTまたはDPT-IPVワクチンを接種しても、百日咳の免疫効果は4-12年で低下し、感染する可能性がでてきます。

4価髄膜炎菌ワクチン(MCV4)

メナクトラ(Menactra®)

アフリカの髄膜炎ベルトと呼ばれる髄膜炎流行地域へ渡航する人は接種が推奨さています。

(厚生労働省検疫所FORTHより)

効果はおよそ80-95%です。

接種から5年経つと効果は失われるため、5年ごとに接種が必要です。

その他予防接種(ワクチン)について

黄熱ワクチン

ワクチン接種証明書がないと入国審査を通過できない国がありますので、該当国へ渡航予定の方は必須のワクチンです。

原則として検疫所または特殊医療機関のみが接種を行っており、総合病院や大学病院でも接種はできません。

また、 接種が有効になるのは接種後10日後、接種可能機関が限定されており、事前予約が必要ですので早めの準備がかなり重要です。

以前は10年ごとに再接種が必要でしたが、2016年11月以降は、1回接種で生涯有効とされました 。

その前に接種歴がある方も、接種証明証があれば接種しなおしをせず、生涯有効です。

予防接種証明証(イエローカード)は紛失しないよう保管しておきましょう。

麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)

麻しんは今でも国内発症がみられ、ワクチン未接種者や1回接種者を中心とした流行が発生しています。

麻しんワクチンは1回接種のみでは2-5%の割合で免疫が十分には得られない場合がありますが1)、2回接種をすると免疫獲得率は97-99%以上2)とされています。

麻しんは、感染力が非常に強いため、一例発症があった場合には集団発生へとつながるリスクがあります。

有効な治療法がなく、肺炎、脳炎、中耳炎などの合併症を起こすことがあり、脳炎や肺炎を合併すると生命の危険や後遺症の恐れがあります。

麻しんにかかってから数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重篤な合併症を起こすこともあります。

<風しん>

基本的には予後良好ですが、ときに血小板減少性紫斑病や脳炎を合併することがあります。

近年問題となっているがが、女性が妊娠中に風しんにかかると、胎児が難聴、先天性心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などを伴う先天性風しん症候群を発症することがあります。

定期予防接種から漏れている30〜50代の男性を中心に感染拡大しており厚生労働省も緊急対策を行っています。

風しんワクチン1回接種による免疫獲得率は95%、2回接種では約99%と考えられており、2回接種でより高い効果が得られます。

大人の予防接種(ワクチン)おすすめWEBサイト

最近は日本語で読める大人の予防接種サイトも充実してきました。

海外旅行に行かれる皆様は、ぜひ参考にしてください。

まず最初にチェックすべきは厚生労働省検疫所の公式サイト!予防接種以外でも多くの情報が載ってます。

大人の予防接種についてわかりやすく解説されていますので海外行かない方も要チェック

 

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のサイトでは、渡航国別で必要な予防接種リストあります。

トラベルクリニックの医師からもCDCの情報用紙を渡されました。

イギリスの感染症情報サイト

気になる費用・・・

私が支払った合計金額はなんと約7万円

自由診療(保険適用外)なので各施設で差があります。

私の場合、渡航日もせまっており、受診できる日程も限られていたので、費用の事前調査や比較はしませんでした。

インターネット上にワクチン料金等を記載している施設もありますので気になるかたは検索して、比較してみてください。

痛い出費でしたが、それぞれの病気にになることを思えば安いものです。

(と、思わないとやってられません。)

ワクチン接種自体は27G針なのかかなり細めの針で刺す痛みはほとんどなし。

アフリカ渡航以外でも、海外留学を考えている方は指定の予防接種記録が証明されないと受け入れてくれない学校もあります。

子ども以外でも予防接種は大事。

ぜひ、母子手帳の確認からはじめてください!

 

 

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