足・爪のお悩み解決!メディカルフットケア

看護




自分の足、足裏、爪を見てください。

痛みがある、一部分が硬くなっている、変形している、皮膚が赤くなっているなどありませんか?

フットケアは特別な人だけでなく、症状がないうちから行うことが大切です。

 

看護師として患者さんの爪や足を見ているとなんらかのトラブルを抱えた方が非常に多いです。

患者さんの中に足のトラブルを抱えている方は少なくなく爪切りで悩んでいる看護師も多いと思います。

ぜひ参考にしてください。

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フットケアとは

みなさん、フットケアというとどういうことを思い浮かべますか??

爪切り、足浴、やすりがけ、たこやうおのめの処置でしょうか?

フットケアとは、足や爪のメンテナンスに加えて

  • 良い状態を維持すること
  • 予防のための一歩先の提案をすること

予防と定期的なメンテナンスが何よりも大事!!!

フットケアの法的規制

フットケアにはどのような人が行うのでしょうか?
看護師?介護士?セラピスト?

 

医師法、歯科医師法、保助看法の解釈により

原則として医行為でないと考えられるもの

爪そのものに異常がなく、爪周囲の皮膚にも化膿や炎症がなくかつ、糖尿病などの疾患に伴う専門的な管理が必要でない場合に、その爪を爪切りで切ること及び爪やすりでやすりがけをすること

国の見解としては、異常や合併症がなければ、原則は医行為ではないため、だれがやってもいいということ。

ですが、非常にわかりにくく、曖昧な表現です。

最悪、何か問題があって裁判になったときに、この見解を元に判決がでるということです。

そのため、所属組織などで話し合い、どこまでやるのかという統一基準を考える必要があります!

 

 

糖尿病とフットケア

糖尿病にフットケアが重要というのは、かなり浸透してきており、大きな病院でもフットケア外来など専門外来をもつところも増えてきています。

 

実は、糖尿病足病変の70%以上が靴擦れが原因!

 

靴擦れ▶︎糖尿病性下肢潰瘍▶︎壊死▶︎下肢切断

糖尿病の三大合併症は、網膜症・腎症・神経障害です。

中でもフットケアと密に関わるのが、神経障害。

糖尿病外来の医師の話だと、靴を脱いでもらったときに中に飴が出てくるなどもあるそう。

一番大きいものは、なんとライターが入っていたそうです!

それだけ、糖尿病の患者さんは、触圧覚閾値の上昇し、感覚が鈍っているのです。

CDC(米国疾病予防管理センター)の研究では

フットケアの普及などによって65%切断率が下がったというデータも出ています。

 

糖尿病患者にはフットケアは必須

どんな人がハイリスク?

一方で、現状は、糖尿病外来では足を確認するのは5%程度というデータもある・・・

確かに、高齢者に靴脱いで、靴下脱いで、診察して、靴下履いて、靴履いてという動作を外来に追加しただけで

10分程度かかる人も多いでしょう

超多忙な外来業務では不可能ということもよくわかります

その場合の診療やケアの参考にできる指標をご紹介。

合計7点以上は ハイリスク管理

  • 糖尿病罹患歴15年以上 2点
  • 両眼矯正視力0.5以下 6点
  • eGFR低下 2点
  • 一人暮らし 3点
  • 安全靴や長靴での立ち仕事 4点

フォンティング分類(下肢循環障害の分類)

  • Ⅰ度 無症状 足のしびれ、足が冷える
  • Ⅱ度 間歇性跛行
  • Ⅲ度 安静時疼痛
  • Ⅳ度 潰瘍・壊疽

※Ⅰ度Ⅱ度の訴えは、他の疾患と鑑別しながら、下肢循環不良の可能性も頭にいれる必要あり

 

フットケア関連の診療報酬

フットケアにも、診療報酬加算がつく(=医療保険適用)ものもあります。

 

糖尿病合併症管理料 170点
糖尿病足病変ハイリスク要因があるりを有し、医師、指示を受けた看護師が指導を行った場合。1回30分以上で月1回算定、外来患者のみ。

下肢末梢動脈疾患指導管理料 100点
H28年の改定で新設された。人工透析中の患者で、適切な虚血に対するスクリーニングと評価、そして専門機関との連携についての加算。月1回加算できる。

爪甲除去(麻酔なし) 60点
入院中の患者の爪切り

鶏眼・胼胝処置 170点
同一部位について、その範囲にかかわらず月2回を限度として算定できる

 

爪とは・・・?

爪の役割

  • 指先の保護
  • 指腹に加わる力の支え
  • 細かいものをつかむ
  • 感覚を鋭敏にしている

あんなに小さい臓器ですが、素晴らしい活躍ですね。

巻き爪で悩んでいる方はとても多いと思うのですが・・・

爪とは、本来巻くもの

爪は軟部組織を抑え、軟部組織は爪押し上げている。足趾に圧(体重)が加わることによりバランスが保たれている。

つまり、そのバランスの崩れが巻き爪の原因です。

巻き爪予防のためにすぐにやれることをご紹介。

下から押し上げる力を強化するために・・・

 

つま先立ち

ぜひ信号待ちや電車待ちの時間にやってみてください。

転倒転落予防≠リハビリ

転倒転落予防を看護計画にあげることはかなり多いと思うのですが、そのプランい足趾の状態をあげている人はどれくらいいるのでしょうか?

 

足裏には感覚器時容態が多数存在します。

足裏センサー(メカルレセプター)が特に多い3カ所

  • かかと
  • 足指の付け根(MP関節周囲)
  • 拇指裏

角質が厚くなりやすく、たこや魚の目の好発部位です。

たこや魚の目により、触圧覚閾値上昇し、痛みがあると、立位や歩行バランスがくずれてしまします。

巻き爪やうおのめ、タコの痛みをとることにより、歩容が安定し

結果的にリハビリも進み、ADL向上につながるのです。

転倒予防のリハビリテーションで筋力強化、バランス強化しても、足に痛みや不調があれば効果激減。
足底、爪の観察や評価などのアプローチも重要。

 

フットケア3つの重要項目

正しい爪切り・爪ケア

【ゾンデニング】
爪を切る前段階での、ゾンデでの爪掃除(=角質の圧迫解除)でかなりの割合が痛みの改善につながると言われています。

ゾンデの使い方は、非常に難しかったのですが

かなり高い効果を得られるということで購入しました。

あとは練習あるのみ。

 

私も購入して使用中!爪用ゾンデ

 

 

【スクエアカットの原則】
爪の強度やカーブを考慮し、直刃ニッパーで少しづつカットします。

 

左右どちらの手でも切れるようにしておくことが大切。
右利きだから、右から切っていくと、かなりの割合で、左サイドは深爪になるそうです。
荷重時に踏ん張りを効かせるために、爪の温存を最優先とします。

直ニッパーも自分用に購入しましたよ。曲タイプも多いので間違えないようにしましょう。

曲ニッパーは、深爪のもとです。

 

直刃ニッパー は必需品!

 

【巻き爪テーピング】

・皮膚の状態をみて引っ張る強さを加減する
・巻き爪改善ではなく、疼痛コントロールが目的
・2日に1回交換

 

足趾への荷重

【歩き方のポイント】

踵▶︎足裏全体▶︎つま先(拇指・示趾・中趾)

まっすぐ蹴り出す!

背筋を伸ばす、歩幅は広く、踵から

 

【足指体操をしてみよう】
①手を使って広げる
まずは、自分の指で足指を広げてストレッチ!②グーパー運動
できる方は足指じゃんけんもしてみましょう。
③タオルハンドリング
足指でタオルを引き寄せます。

 

靴選びのポイント

【足型にあった靴】

 

【甲でしっかり固定ができる】

靴紐はフィットするようにしっかり結ぶ

パンプスタイプはストラップ付きを選択する、100均にもあるゴム製ストラップなどを使用する。

 

【踵の安定性】
踵がぶれるのを防ぐために踵が固めのものを選択する。

トップブレイクが適切
足の背屈部分と靴の曲がる部分が一致している

 

【正しい靴の履き方】

  1. 紐などを緩めた状態で履く踵をトントン合わせる
  2. 紐を下からしっかりしめる

 

おしゃれ、フットケア、靴選びのバランスが大切
無理強いせずに、折り合いをつましょう

 

疣贅(いぼ)は皮膚科受診

疣贅はウイルス性の感染症であり、皮膚科医の診断が必要です。
表面に小さな黒いブツブツがある、出血するなど、怪しい感じであれば、無理に処置せずに皮膚科を案内しましょう!

 

まとめ

  • 症状がない方も、足を見る・看る・診る
  • 歩行を見る・看る・診る
  • 異常の早期発見、早期介入

爪は、皮膚の付属器 足底は、足裏の皮膚

ではなく

足部は運動器の一部であり、感覚器の一部としてセンサーの役割を持つ器官であるという認識でケアしましょう。

 

 

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