生理(月経)の本質

看護




生理は医学用語で月経と言いますので、ここでは、月経と述べます。

 

皆さんは、月経について一度は学んだり、話を聞いたりしたことがあると思います。

月経痛やPMSがある方は、苦痛なものとして認識していたり、面倒なもの、嫌なのも、不浄なものというイメージもあるでしょうか。

逆に、毒素を排泄するデトックスとして意味付けしたり、神聖化する人も見受けますが、

全く見当違うであることは念を押しておきます。

月経周期のおはなし

大前提として・・・

月経は妊娠するのためだけにあるものです。

老廃物を出すとかデトックス効果なんてありません。

妊娠を望んでいない時には体にとってプラスになることはないです。

むしろ、排卵や子宮内膜増殖は月経のたびに体に負担になります。

 

 

月経周期はすべてホルモンによって調節されています

脳視床下部ー脳下垂体ー卵巣ー子宮の絶妙な調整体系によって月経周期が保たれています

月経はじまる=今回は妊娠しなかったと、身体が次の妊娠の準備をはじめます

そのため、月経初日が、月経周期(卵胞期)の1日目です。

 

卵胞期

月経が始まり、次の妊娠準備に入った脳

「卵巣を刺激するホルモンを出しなさい」と指令

卵胞を刺激するホルモン(FSH・LH)を分泌

卵巣で、卵子の元(原子卵胞)が成熟開始

卵胞が成熟する過程でエストロゲンを分泌

子宮内膜が厚くなり、受精卵を受け入れる準備

排卵期

 

 
主席卵胞が20mm位に発育

LHの濃度が急激に高まる
(LHサージ)

成熟した卵胞が破れ、中から卵子が排出
=排卵

 

 

黄体期


排卵後の卵胞→黄体

黄体ホルモンを分泌

受精卵が着床しやすいように妊娠の最終準備!

 

※この黄体ホルモンの作用により
基礎体温は上昇し、高温相へ

 

 

月経期


赤ちゃん用のベッドになる、子宮内膜をふかふかにして準備していましが、黄体の寿命は約14日間

妊娠が成立しないと、妊娠を維持しようとしていたホルモン(プロゲステロンとエストロゲン)は激減し、子宮内膜ははがれます

その時に、出血した血液と子宮内膜の一部が共に体の外に出ていくことを月経といいます。

 

 

 

月経が始まって卵子がある限り(閉経まで)
毎月毎月行われている妊娠の準備=月経周期

女性ホルモンってなに?

神聖化されがちな女性ホルモン。

その実態は、エストロゲンやプロゲステロンの総称です。

エストロゲンの効果~女性らしさをつくる~

・髪や肌に潤いを与える
・精神を安定させる
・基礎代謝をあげる
・骨や血管を健康に保つ
・自律神経、感情の動きを整える

エストロゲンって魔法みたいな効果ですね!

ただし、こんなエストロゲンに要注意の作用

「血液を固まりやすくする」作用。

妊娠出産に関わるエストロゲン。

分娩時は出血がつきものなので、その出血が止まりやすいようにホルモンが働きます。

なので、妊娠しただけで血栓リスク避妊時の約5倍に!産後は10倍以上になります。

プロゲステロンの効果~妊娠を助ける~

・基礎体温を上昇させ、妊娠を維持する
・乳腺の形成
・食欲増進
・体脂肪・水分を体に保つ
・眠気助長

ホルモンの働きで水分をカラダから排出しにくくなってしまうと、むくみが出現
乳腺形成による乳房の張りや痛み、カラダ全体がだるく感じることもあります。
またホルモンの働きで脳内の「セロトニン」という物質が低下すると、うつ症状やネガティブ思考など気持ちが不安定になります。

妊娠を維持するためのホルモンなので、あまりアクティブに身体をうごさず、安静を促すような状態になることをイメージするとわかりやすいかなと思います。

 

 

 

エビデンスに基づいた正しい知識を得よう。

 

 

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